動作法とは

動作法とは、正式名称は「臨床動作法」といいます。1960年代に九州大学名誉教授の成瀬悟策先生を中心に開発された心理学的発想をベースにした障害者への支援理論と技法です。開発時は肢体不自由者の動作不自由の改善が目的でしたが、そこから、知的障害者やASDをはじめとする発達障害者、重度障害者などに適用が拡大され、行動面や対人面の変化も報告されるようになりました。この頃は「動作訓練」と呼ばれていました。その後、精神疾患をはじめ心理的な不調を持つ人への適用がはじまり、高齢者やスポーツ選手への実践などに展開していきます。子育てや災害支援にも活用されています。これらを「動作療法」と呼ぶこともあります

別の言い方では、動作法はあらゆる人の“動きたい=自分らしく生きたい”を援助する方法です。学校や家庭、福祉の現場などで取り入れられています。参加するのに資格はいりません。やりたい人がやる!学びたい人が学ぶ!が基本です。

静岡大学教育学部特別支援教育 香野 毅 

(2018年に作成したチラシです。)

心理リハビリテイション全国大会に向けて作成した訓練会のメッセージ動画です。

どうぞ、見てください。(2021.11)